術後4日目

今日は回診で頭のたんこぶを見てもらった。微妙に、何か出ててカピカピになってしまうのが気になっていた。右脇の褥瘡と一緒に皮膚科に相談してくれることになった。
皮フ科の先生が言ったこと…
「発疹ですね。術前からあったでしょ。」
私「いや、無くて。手術後からたんこぶみたいに一気に腫れてすごい痛かったんです。」
もう一回診察後…
「たんこぶと言われたら、たんこぶかな。確かに硬く腫れてるもんね。でも、皮膚の変色ないから、褥瘡ではないよ。薬出しておくから塗ってね。原因はわからないね~。手術の体位の影響かな。」
大丈夫かな…この人…。
結局、何なのかわからず。変色が無いから褥瘡じゃないのか?4日も経てば、色は無くなると思うんだが…。まぁ、いろいろ考えたが、しょうがないと思うことにした。

ただ、誰かに愚痴を言いたくなり、先輩に連絡して、一通り愚痴聞いてもらった。
あ~スッキリ!と思いきや、1つ気づいたことが…。
頭に傷あったら、髪染めれないじゃん!

しばらく、気にしてなかったが、夕方になっていろ不満が出てきた。
自分が働いてたらこうだったのに…
今までの仕事って何だったんだ?
こんな知識そもそも必要だったのか?
過去の否定から、現在までの不満。
このひと月の間にいろんかことが起こりすぎ。

とはいえ、1番の不満は、こんなに頭痛くて、他科受診もしているのに、術場が何の反省もしてないだろうことだ。
褥瘡扱いになってないだけで、術中発生の皮膚トラブルには変わりないんだから。
ホント腹立つ!
気づいたら泣いていた。

そして、日勤スタッフに見られ…
自分よりだいぶ若いスタッフに話を聞いてもらい…
ちょっとズレてるんだよな…というアドバイスや声かけを聞きながら、泣き続け…スッキリした笑

やっぱり人に話をするって大事だな~。
今日から三分粥になり、ウキウキだったのに、忘れてた!
悪いだけの1日ではなかったのは確かなのです。

術後3日目

普通に書くの忘れてた…。
気づいたときは、眠剤内服し、消灯後。
昼寝もせずに活動し続けた私は…グッタリだった。

朝一からミッション!
エックス線写真撮りに、1階まで往復すべし。
自信なかったけど、若いと信じて行きました!
ゆっくり、そろりそろりと…老人にも抜かされるペースで…。無事にクリア出来ました!
1度部屋に戻り、回診があり… 
写真がよかったので、重湯開始になった。
よかった~。
しばらく経って、ミッション2。
入院手続きと文書センターに行く。これも1階だったけど、無事に終了。
これは、売店も行ける!
常食になったら、デザートを…笑

横になろうとすると、痰なのか、喘息なのかわからないけど、ひたすらに咳き込み…を我慢。辛すぎる。歩いてた方が痰が出て、咳もそんなに出ないので、ひたすらに部屋と、デイルームを往復。
疲れたらたまに休憩。合間で、退院支援、緩和ケア、精神科、臨床心理士が来て話をして…意外と休む暇が無かった。

夕方にやっと清拭をしてもらい、点滴の固定を交換し…いろいろ満足。
看護師が来たときに、お願いをする。ということを、やっと覚えた。というか、それまでそんな余裕はなかったのかもしれない。
患者さんは大変だ。

術後2日目

昨日から内服が全て再開となり、精神科の薬も再開した。お陰でよく寝れたと思う。
今日は午前中のうちに、看護師付き添いで歩行。前もって痛み止めを使っていたお陰か、そこまで痛くもなく、ゆっくりではあるが、無事にトイレまで歩けた。
その後もベッドで休憩とりながらも、念願の洗面一通り、ドライシャンプーとちょろちょろしていた。
最初は息が上がり、汗もけっこうかいてたけど、何回か歩いてるうちに汗はかかなくなった。息が上がって疲れやすいのは変わらないけど、それは体力つけていけば治るはず。
午後になって、おしっこの管も抜けて、無事にトイレに通っている。

頭の褥瘡を、やっと夜勤の人に見てもらった。やっぱり変色してるらしい…たんこぶな訳無いじゃん…。
傷だけでも痛いのに、他にあちこち痛いのは辛い…。

そして、喘息もうずいているようで、咳がひどい…でも、痛いから咳を我慢するのに必死…。腹筋ってホント必要だわ。

右の手背の使ってない点滴の針も、無事抜いてもらったので、ベッド上の動きもスムーズになった。

昨日、いろいろ辛くなって、母に電話した。痛い、辛い、帰りたい…こんなに痛いことに弱いなら、もともと子供なんて産めなかったんだと思う…。母は泣いてました。父に電話を替わり、元気な感じで話しかけてくれていたが、だんだん辛そうな感じで…。親不孝な娘だな…としみじみ。
今日は昨日と違って元気になったので、今日も電話。元気な声に喜んでくれてました。

また、明日からも頑張ろう。痛いのも、また少し良くなってるはず!

手術後から翌日

昨日は17時くらいに部屋に戻ってきた。
だんだん麻酔から覚めてくると、あちこち痛くて辛い…
一番辛かったのは、頭にできた大きなたんこぶという感じの、褥瘡…
何をしても痛い。薬も効かない。枕を変えて少し良くなったけど…痛すぎる。
お腹の傷も、下半分は背中の痛み止めが効いているが、上半分は痛い…
結局今回も、筋肉注射を使って、やや良くなった。
うつ病もあり、ストレスマックスのため、全然寝れず…手術中に精神科から指示が出てたので、点滴してもらったけど…長い時間は寝れず。
朝までとても長かった。

手術翌日。
リハビリのため、座ってみたが、血圧下がって、まったくリハビリできず。
体も拭いてもらえず…
まぁ、しょうが無いか。
モニター外れただけ、良しとしよう。

明日は少し進みたいな~。

手術日の朝

昨日の午後から下剤を飲み始め…
生理痛もだんだん重くなり… 
今朝は6時に浣腸されてトイレに通い… 
手術前なのに、すでにグッタリ。

半分近く寝ぼけてるけど…
まだ、取り乱すことも無く、黙々と友達にラインしたりしている。
今日から病院は始まるから、病棟はバタバタし始めるのかな。
あと、1時間…だんだん緊張してきた。  

友達からのラインで…
最後の生理は、生理を忘れないでね。
生理を起こすことで、手術中の出血とかトラブルを少しでも減らそうとしてくれたんだよ。
あなたを生かすために、子宮だけの犠牲で済むように全部背負ってくれたんだよ。

と、言ってくれた人がいた。
子宮、生理を人として例えて説明してくれて、いろいろ気づくことができた。少し前向きに考えることもできた。
良い友達に恵まれて、助けられているなと思った。
治療が終わったら、会いに行かないと!

さて、麻酔でほぼ寝てるとはいえ…
親も友達も応援してくれている!
生きるための最初の山!
今日一日頑張って乗り越える!

手術前日

今日は朝から採血があり…2回目のPCRをされ…痛い1日だった。

同じ部屋にいた、向かいのおばさんは退院して、斜め向かいに同じくらいの年の人が来た。
コロナの関係で、手術4日前から入院らしい…暇すぎるだろうな…。元気だったら、お友達になるべく声をかけるところだが、うつ病による無気力、思考能力低下により、なかなかテンション上げられず…。そもそも、コロナ禍で声をかけるのも気が引けるところ。

午前中に夜勤明けの先輩とオンライン電話をし、看護師ならではの、術後の心配を話し合った。血圧が低いかも、薬が効かないかも、せん妄で暴れるかも…最悪、手術トラブルでICUか?半分冗談で最悪の状況を笑って話している。お互い、救命センターでそんな人達を見てきていた。そして、2人ともその時代が好きだが、今はそこで働いていない。死ぬか生きるかを見てきたから、中途半端な知識で、普通の看護師より頭が良さそうな話をしているんだと思う。

昨日の夜から、まさかの生理がきた。重い生理痛とともに…。考えてみれば予定通りに来たんだけど…。ガンでも、卵巣を片方無くしても来るものは来るんだな…と思った。そして、人生最後の生理がきたこと、手術をしたらもう来ることはないという、当たり前の事実に改めて気がつき、消灯後に号泣した。
今回の病気は、私の当たり前に来るだろう未来を終わらせた。生理、妊娠、出産。当たり前が当たり前じゃなくなり、私の生きる希望、目的も奪ってしまった。親や友達が、生きてほしいと私に言ってくれるし、悲しんで欲しくないという思いもあった。だから、当たり前に生きるための選択のとして、子宮、卵巣を摘出することにした。死んではいけない。そう思ったから、生きるための決断をした。でも、本当の私の意思はなんだったのか。子供が好きで、産むためにうつ病を治していこうと思っていた私の考えは…?
ガンの告知による高ストレスは、思考能力の低下よりも、さらに進行し、思考停止という感じになってしまった。いろいろ考えるが、考えている途中で、思考が止まってしまい、結局結論はだせずにいる。
そんな感じで、明日の手術はほとんど受容、覚悟もなく、何となくの理解、常識的な判断で受ける感じになる。術後大丈夫かな…。
いつか、うつ病が治りかけ、正常な思考になったとき、どこまで落ち込んでしまうのか…。その時は、最悪うつ病の悪化、衝動的な自殺をしてしまうんだろうか…。
どうなったところで、今の私は生きるための目的を見失ったまま、死なないために治療を受ける。
世の中的には正しい。私的にはどうなのかは、今後の生き方なんだろうな…。
元気になったら、考えよう。

正月入院

9時までに病院に到着すべく、7時30分には家を出発。
そのために、早起きし、朝ご飯を7時前に食べ終わった。お正月の残り物だけど、それを準備し、病院まで付き合ってくれる両親に感謝。 
雪の影響もあるだろうと考え、早めに出発したけど、自分で運転しつつ、道も空いていたので、思ってたよりだいぶ早く到着した。
入院するのが嫌で、やや不機嫌なのを両親は感じていたと思うけど…それにかまう余裕もなかった。
8時30分には病室に着いて、病衣に着替え、患者スタイル完成。
3週間入院予定なので、荷物たくさんあったけど、収納にも無事に収まり、環境もバッチリ!
スマホもデータ使い放題にしたので、動画も見放題!
9時過ぎにはPCRのため、鼻を擦られ、激痛で涙が…明日もあります。

午後から、手術後の生活についてオリエンテーションがあった。誕生日は重湯と言われていたが、お腹の動き次第では、予定上普通のご飯が出ている!誕生日ケーキも夢じゃない!!
これは、リハビリ頑張らないと!!

うつ病のせいか、何も考えてない時間が多い。手術に対する不安、恐怖や、子供が産めなくなることに対する悲しみという感情が、よく分からない。というか、考えられない。治療に選択の余地はなかったし、自分で手術を受けると決めたけど…。この状態で手術を受けたら、この感情は、全部終わった頃に考え出すのかな…。
とはいえ、術後は痛みとの戦いなので、またうつ病が進行しそうな気がしなくもない…。大丈夫かな。
まぁ、なるようになる!はず!
とりあえずの目標は誕生日にケーキをたべる!